パナホーム(大阪府豊中市)の100%子会社であるパナホームマレーシア(本社=クアラルンプール)は6月28日、現地の大手開発事業者、Tropicanaグループ(TP社)の100%子会社「Sapphire Index Sdn Bhd」が開発するマレーシア最大規模の街づくり事業、AMANプロジェクト「CHERIA RESIDENCES」(セランゴール州)での戸建建築請負に合意した。
パナホームがASEAN地域向けに開発したW‐PC構法(ウォール・プレキャスト・コンクリート方式)による建設期間の短工期化や、優れた防水性、安定した施工品質などの「Japan Quality」がTP社から高く評価されて契約締結に至ったという。
TP社によるAMANプロジェクトは、2015年から他社によるフェーズ1・2の開発が始まっており、2029年までに約349ヘクタールの敷地に戸建、マンション、商業施設などの建設を予定。フェーズ3の「CHERIA RESIDENCES」は、開発規模が15.58ヘクタール。2階建セミデタッチドハウス272戸からなり、今年7月に着工・販売を開始。完工予定は2019年となっている。
パナホームマレーシアは今回建築を請負うフェーズ3の272戸だけでなく、今後開発が予定されるフェーズ4以降も視野に入れながら協業体制を強化する。
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