中古不動産再生、不動産売買を手掛けるハウスバンク(愛知県名古屋市)はこのほど、中古物件を買取り、木を使ったリノベーションを行って販売する『木を重視した中古不動産の再生販売』プロジェクトを立ち上げた。一般的な住宅やオフィス用ビルなど幅広い建物を対象とする予定で、具体的なサービス開始日は7月上旬を見込む。
同プロジェクトでは国産の天然木を使用し、上質な自然素材に触れることで五感と心が育つきっかけを作る「木育」をねらいの一つとする。木造の新築ではなく、大切な資源を有効活用するリノベーション事業により、人と地球に優しい住まいづくりを目指す。
今年2月に移転した同社の本社ビルは、築40年超のRC物件を一棟フルリノベーションしたもの。「木」の使い方にこだわり、コンクリートの空間に天然木でできたフロアや、木の柱を組み合わせて作られた壁のないブースをバランスよく設計した。上層階には従業員用の休憩フロアを設け、本格的なキッチンやウッドデッキで作ったオープンテラスも備える。
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