環境・防災設備機器メーカーのフジワラ産業(大阪市西区)は、地震による家屋の倒壊から命を守るための最低限の空間を確保できる「安心防災ベッド枠」を始めとする木造住宅用各種耐震シェルターのラインアップを拡大し、販売強化に取り組んでいる。各製品の販売店も募集している。
「安心防災ベッド枠」は、ベッドを鋼鉄製のフレームで囲って、無防備な就寝時に地震から身を守るために安全な空間を確保するもの。介護ベッドや手持ちのベッドをそのまま使用でき、塗装色も選択可能。耐荷重25トン、長さ232cm×幅155cm×高さ175cmのAタイプ(本体価格34万円)と、耐荷重16トン、長さ240cm×幅130cm×高さ186cmのBタイプ(本体価格38万円)から選べる。
緊急時にすぐに避難できる簡易室内組立型の「防災シェルター」は、緊急避難用スペースとして簡単に設置可能。企業などのBCP対策としても利用できる。サイズに応じてA・B・Cタイプを提供する。耐荷重は各タイプとも25トン。高さの低い安定型のCタイプは、サイズが幅90cm×奥行90cm×高さ110cm、本体価格が18.5万円。
地震に強い食事テーブル「タスカルテーブル」は、床に穴をあけ、直接地面に強固な足を立てて強度アップし、テーブルの下に安全な空間を確保するもの。避難時には床の開口部をあけて緊急避難できる。活断層の幅400m以内に位置する住宅に最適という。天板サイズは幅178cm×奥行86cm。本体価格45万円。
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