各種建築資材の開発・販売などを手掛けるチャネルオリジナル(神奈川県横浜市)は、鹿児島県屋久島で本土の杉とは異なる同島由来の植林木として植林された「屋久島地杉」を製品化するプロジェクト「J.RED CEDAR ― 屋久島地杉」を展開している。
同プロジェクトは、これまで丸太やチップ用材として搬出されることがほとんどだった屋久島地杉を「製品化して島外に広めよう」「それによってこの島の林業を活性化し、将来的には製材業含めた林業の自立も目指そう」という山・製材所の人々の強い思いからスタートしたもの。「サプライチェーンの確立と森林への具体的な還元」によって、その思いを顧客と「共有」することを目指し、全員参加型の森林資源活性化スキームとして展開する。現在、全国で代理店を募集している。
プロジェクト名の「J.RED CEDAR」は、同じ日本杉でありながら本土の杉とは特徴の異なる屋久島由来の杉の特徴をとらえたもの。その「赤み」と、独特の「黒芯」部には油分が多く含まれており、防腐性能・耐久性能を備える。強度は一般的な杉に比べて1.2倍 。また、本土の杉と比べてα-セドロール含有量が高く、内装材として用いた時に安眠・睡眠効率を高める効果があるほか、クリプトメリオン、β-オイデスモール含有量が高く、殺ダニ効果、ダニなどの繁殖抑制効果が特に高いという。
屋久島地杉による製品では、「芯材」にこだわったデッキ材各種と、本実・エンドマッチ加工製品のパネリング+フロア材 をそろえる。また、屋久島地杉を用いた構造材プログラムも展開している。
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