エコンテ(東京都渋谷区)は、今年1月29日に日銀が史上初のマイナス金利政策導入を決定し、大手金融機関の住宅ローン金利が過去最低を更新するほど低下した事実を受けて、住宅ローンの借り換え事情について民間住宅ローンを借り入れている男女400名に意識調査を実施した。 インターネットによる調査で、3月16日~22日に実施したもの。
それによると、日銀のマイナス金利導入決定の影響で、住宅ローンの金利が低下していることを「知っている」と答えた人は、全体の89.8%だった。そのうち、借り換えについて「興味がある」と答えた人は66.0%だった。また、借り換えに興味がある人に、これまで住宅ローンの借り換えをしたことがあるかを聞いたところ、そのうちの66.2%が過去に借り換えの経験がないことがわかった。
一方、これまでに借り換え経験がある人に、住宅ローンの借り換えをして得をしたか、損をしたかを質問したところ、借り換え経験者の93.3%が「得をした」と回答。その理由として、「返済額が大幅に減った」「金利が下がった」「借り換えのおかげで返済期間を短縮できた」などの回答が多くあった。また、借り換えによって「損をした」と回答した人からは、「税金が余計にかかった」「減った気がしない」「借り換え手数料をたくさん払った」といった回答があった。
借り換え経験がある人を対象に、「現在、住宅ローンの借り換えに悩んでいる人に対して、金融機関に相談した方が良いと思うか」と質問した結果、借り替え経験者の91.8%が「金融機関に相談した方が良い」と思っていることがわかった。その理由として、「プロに相談した方が的確な答えがもらえる」「借り換えるのが適切かどうか、客観的な判断を聞ける」「相談すると、表だった金利ではなく、もっとサービスが良くなることがある」「自分ではわからないことを専門家が教えてくれる」など、金融機関に相談するメリットや必要性を指摘する意見が目立った。
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