湯まわり設備メーカーのノーリツ(兵庫県神戸市)はこのほど、兵庫県と協力し、熊本地震被災者支援のため、プライバシーを確保した脱衣室併設のシャワールーム4基とガス給湯器16台を、熊本県益城町の避難所に無償提供した。
現在避難所となっている「益城町保健福祉センター(はぴねす)」(熊本県上益城郡益城町惣領1470)に、協力会社との設計・製造によるシャワールーム4基(ガス給湯器を含む)を設置、「益城町総合体育館」(熊本県上益城町木山236)にはガス給湯器12台を提供した。
益城町の避難所では、自衛隊の撤収に伴う風呂サービスの終了により、代替となる入浴施設の設置が急務だったことから、同社は兵庫県と協力して同町に支援を打診し、避難所2ヶ所へのシャワールームとガス給湯器の無償提供を決めた。
今回のシャワールーム提供は、「『お風呂は人を幸せにする』を創業の原点とし、阪神・淡路大震災時に全国から支援を受けた兵庫県の企業として何か恩返しをしたいとの思いをもとに実現」したという。同社は東日本大震災の際にもシャワールーム12基を提供しており、当時のノウハウを活かし、より改良したものを提供した。
また、同社は6月2日、被災地の復興や被災者支援のための義援金533万5147円を熊本県に寄付している。
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