ハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区)は6月7日、不動産資産の利活用や相続に関して、適切な提案力を持つ不動産コンサルタントをネットワークする「ハイアークラブ」の「第5回ハイアークラブ全国大会」を東京で開催した。
同社が運営する「ハイアークラブ」は、主に全国の不動産会社とその従業者を対象に、不動産コンサルティングのスキルを高めるための継続的な研修や情報共有機会の提供と、実効性の高い提案を見える化する専用シミュレーションツール「マイハイアー」の提供を行っている。
今回の全国大会は「5年後の不動産市場の主役に〜資産相談の第一窓口として〜」をテーマに開催。基調講演では、早稲田大学大学院ファイナンス研究科の川口有一郎教授が、不動産ビジネスに関わるAIなど情報技術の進化とその最前線について講演した。
次いで、業界動向を踏まえた同クラブの今後の方針では、不動産コンサルティング分野での新たな独自資格制度の開始を会員向けに発表。同資格制度は、同社が開催するコンサルティング基礎講座の修了やケーススタディレポートの提出によって資格の認定を行う予定。
そのほか、より実践的なコンサルティングのノウハウを学ぶ分科会の開催計画や、3社の会員事業者による活動事例発表も行われた。
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