国土交通省は、建設業界の人材不足の解消に向け、施工管理技士の技術検定試験の見直しを進める。受験機会の拡大や受験要件の緩和により早期の資格取得を促すことで、建設業界への在職動機付けの強化を図るのが狙い。
建設業法に基づく技術検定は土木、建築、管工事、電気工事、建設機械、造園の6種類。それぞれ1級と2級がある。
具体的には、高校在学中の受験が可能な2級学科試験について年2回実施することで、在学中の受験機会を増やす。また、学科試験合格者に対して新たな名称として「士補」を付与することも検討する。
1級の学科試験についても早期受験ができるような仕組みを検討していく。