耐震補強事業などを手がけるエイム(埼玉県川口市)は、天井・床を壊さずに耐震補強を行う壁補強キット「かべつよし」シリーズを販売している。同製品は、内壁部分だけで施工できることから、天井・床の解体・復旧工事が不要。外壁補強に比べて2分の1~3分の1の低コストを実現する。これまで5万件の実績がある。
同製品は、国土交通大臣認定、日本建築防災協会の技術評価を取得しており、自治体の補助金申請にも利用できる。ボードは3分割(1枚の大きさは1000mm×1000mm)のため室内でも取り扱いやすい。また、ビスピッチ(ビスを打つ間隔)をボードにプリントしているため施工精度にばらつきが出ず、しっかりとした耐震性能を確保できる。工事に必要な部材はすべてキット化されており、積算も簡単に行える。
面材はMDFとモイスの2種類。木材繊維を熱圧・成板したMDFによる元祖“内壁補強”の「かべつよし」は、業界最高クラスの壁基準耐力「7.1kN/m」(直張り大壁使用/柱105角以上)を備える。面材のホルムアルデヒド放散量はF☆☆☆☆。
三菱商事建材が開発した、国土交通大臣認定の不燃材“モイス”を使用した「かべつよし」は、“強さ・粘り・施工性の良さ”に“不燃性”と“直接仕上げの優位性”を加えた耐震補強部材。ジュラク・しっくい等の左官工事が直接可能で、クロス直張りにも対応する。モイスは有害物質を含まず、からだに優しい天然素材でシックハウス対策にも配慮した製品となっている。
同社は設計施工技術者研修会を6月24日に大阪、6月28日に東京で開催する。参加費は無料。参加者には修了証を発行する。
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