ネクスト(東京都港区)の100%子会社であるLifull Seniorは、運営する日本最大級の老人ホーム・介護施設の検索サイト「HOME’S介護」にて、介護に関わる30~69歳の400名を対象に「介護施設に関する意識調査」を行った。
家族が施設に入居した人は、入居前に9割が「スタッフ対応」や「本人の満足度」などに不安を感じていたが、入居後はそれぞれ6~7割が解消されたと回答した。
入居した介護施設への満足度を聞いたところ、「満足」と答えた介護者は77%にのぼり、特にスタッフの対応を理由にあげた人が多くみられた。また、介護者の年齢が高いほど満足度があがる傾向があり、30~40代の満足度が65%なのに対し、60代は88%が家族の入居した施設に満足していると回答した。
介護が必要になった原因について質問したところ、「認知症」と答えた人が44%で、他の原因を大きく上回ることがわかった。また、要介護者の75%に何らかの認知症の症状があらわれていると回答した。
現在在宅介護をしている人に、施設への入居を検討しているか質問したところ、9割が「検討していない」と回答。住み慣れた環境を離れることへの懸念と、金銭的な負担が主な原因としてあげられている。一方、検討したきっかけは、「精神的な負担が増えた」が51%でトップだった。
調査は、インターネットを通じ1月27日~1月31日の期間で行われた。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。