国土交通省は5月24日、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を含めた今後の高齢者向け住宅のあり方と施策の方向性をとりまとめて公表した。2014年9月から開催してきた「サービス付き高齢者向け住宅の整備等のあり方に関する検討会」での検討内容をまとめたもの。
今後の方向性としては、(1)日常生活圏域を目安に、高齢者の住まいと医療・介護等のサービスが適切に提供される体制を実現、(2)サ高住を、単なる住まいではなく「地域包括ケア」を担う存在として捉え、まちづくり全体の中で位置付けること、とした。
その上で、具体的な施策として、(1)市町村による、地域に即した高齢者向け住宅に係る計画や供給方針の策定促進と、計画に基づく適切な立地誘導、(2)空間の質の高い住宅の供給、既存ストックの活用促進、(3)地域における生活支援サービス、把握状況・生活相談サービスの提供体制の確保・強化、(4)サ高住と医療・介護サービスとの連携、地域の医療・介護サービス拠点の整備、介護サービス利用の適正化の推進、などを挙げた。
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