ウレタンフォームシステムの開発・製造・販売などを手がけるBASF INOAC ポリウレタン(愛知県新城市)は、現場発泡ウレタンフォーム断熱材「フォームライトSL」を使用し、「省エネ」「静か」「健康的」「スマート」な生活環境を実現する「マシュマロ断熱の家」を展開している。
住宅性能表示制度の省エネルギー等級の最高ランクである等級4の性能認定を取得しており、環境にも家計にも優しい家づくりを実現する。工務は認定施工店である「マシュマロマイスター」によって行われる。
「マシュマロ断熱の家」は、他の断熱材を使用した住宅に比べて「断熱性能が落ちにくく経年変化も小さい」、「気密性のばらつきが小さく気密施工も不要」、「吸音・遮音効果と床衝撃音の緩和が期待できる」といったメリッットがある。また、結露に強く、ダニ、カビ、シロアリの発生を抑え、木の呼吸を止めることがないことから、空気を循環させて家中どこでも快適な空間を作ることができる。
「マシュマロ断熱の家」に使用される「フォームライトSL」は、水発泡のノンフロン低密度硬質ウレタンフォームを使用した断熱材。熱伝導率は0.036W/m・K。形成された断熱材の内部は、ほとんどが空気のため環境負荷が小さく、断熱性の劣化がない。また、非常に軽くて接着性があるため、脱落や垂れ下がりがない。さらに、伸縮性があり、躯体の変化に追随して気密性を保持するといった特徴を備える。
新たに、寒冷地仕様の高性能タイプと防蟻機能付き床下断熱リフォームタイプも販売している。
高性能タイプは、従来の特徴はそのままに断熱性能を約30%向上(熱伝導率は0.026W/mk)。さらにノンフロン化を実現した。厚みを約25%薄くしたことで、標準的な壁厚で木造住宅のZEH対応を可能にする。
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