キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS、東京都品川区)は5月30日、機械系CADのSOLIDWORKSと建築系CADのVectorworksを融合し、空間やシーンに合わせた商品のイメージやレイアウトが簡単に作成できるCADソリューションを、建築設計業などを中心に提供開始する。
同ソリューションは、CADパッケージソフトウェア(SOLIDWORKS、Vectorworks)、導入支援サービス、初期教育、保守などで構成するもので、SOLIDWORKSとVectorworksの共通ファイル形式である「Parasolid X_T」を使うことで、双方のデータのスムーズな取り込みを実現する。SOLIDWORKSで備品のCADデータを作成し、Vectorworksで作成したレイアウト図面やパース図に備品のCADデータを取り込むことで、想定した空間やシーンに合わせた商品のレイアウト図面を簡単に作成できる。
同ソリューションは、医療機器、介護用品、防犯防災用品などの商品を取り扱う三和製作所(東京都江戸川区)が先行導入。三和製作所は、特に学校向けの商品を多く取り扱い、顧客の要望に応じて自社開発製品も手掛けており、同ソリューションを使用することで商品の制作や販売だけでなく空間のプロデュースなど営業提案の幅が広がったという。
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