三井化学産資(東京都文京区)が販売する「ハイプレン防蟻フォーム」は、1液型エアゾールタイプの硬質ウレタンフォーム「ハイプレンフォーム」に防蟻性を付与したもので、VOC(揮発性有機化合物)の心配がない、地球環境に配慮した製品となっている。
その特徴は(1)シロアリが防蟻フォームを食べることで殺虫効果を発揮し、きめ細かな気泡で優れた断熱効果を持つ、(2)ほとんどの材質に強固に接着し、ひび割れ、すき間の深部への注入も容易なため、補修材・気密シールに適す、(3)エアゾールタイプで誰でも簡単に使用でき、硬化後のフォームはカッター等で削れ、仕上げが簡単、現場施工が短時間ですむ、など。
トリガー方式でより簡単に使用できるようになったことで、噴射量の調整が簡単に行えるほか、オールポジションの施工が可能。キャップをはめれば約1カ月は保管が可能で使い回しができる。玄関周囲や基礎内部サヤ管出口など、シロアリの被害を受けやすい部位に使用する。
そのほか、同社は軟質ポリウレタンを使用した「ハイプレン弾性フォーム」も展開する。同製品は、1液型発泡硬質ポリウレタンフォームと比べて追随性、柔軟性、気密性、作業性が向上。木の構造物に対して、スチール、アルミ、塩ビ、各種断熱材、コンクリートなど、材質が異なる面材を使用する場合にも強力な接着力を発揮する。床・壁材の接着・固定やシーリング、線膨張の異なる箇所の隙間充填、窓枠サッシ周りの隙間充填など幅広く使われる。
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