大建工業(大阪市北区)は、介助スペースが大幅に広がり、誰もが安心して使えるトイレ空間を実現する“ひいて、ひらく”新発想のトイレドア「ひきドア」を展開している。TOTOとの共同開発によるもので、3枚の引き戸で閉まった状態から、通常使用時は2枚扉による「引き戸」、介助や車椅子使用時には扉を引いて「にぎりバー」(標準設定)のボタンを押してロックを解除することで、3枚扉が開く「開き戸」となる。
2枚扉の「引き戸」としての使用時の有効開口は624mm、3枚扉の「開き戸」では最大1135mmまで展開することから、自走式車椅子で便器のすぐそばまで移動して積極的にトイレに行くことができる。また、掃除が隅々まで行き届くメリットもある。
デザイン面では、コーディネートしやすい木目柄の「フラット縦木目タイプ」「フラット横木目タイプ」「採光・ガラリタイプ(縦木目)」の3種類を展開。色柄は、「ネオホワイト」「ミルベージュ」「ライトオーカー」「ティーブラウン」「ダルブラウン」「ネオブラック」の6種類を揃える。
必要に応じて、トイレの室内側から開き戸を閉める際に使用する「サブにぎりバー」や、入室の確認を容易に行える「明かり窓」、大型のサムターン錠「簡易カマ錠」、ドアを止めてにぎりバーが壁に当たるのを防ぐ「内蔵ドアストッパー」などを設置することができる。
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