LIXIL(東京都千代田区)は5月11日、同社ショールーム東京のショールームコーディネーターを対象に「好感度の上がる作法・メーキャップと女性の働き方」をテーマに講習会を開催した。今後、全国6会場での開催を計画している。
今回の講習会はダイバーシティ推進の一環として企画されたもので、好感度が高まる立ち居振る舞い、所作、メーキャップを学んだ。ショールームが定休日である水曜日に105名のショールームコーディネーターが参加した。
講師は、資生堂ビューティートップスペシャリストの津田浩世さん。津田さんは、資生堂の11,000名のビューティーコンサルタントの最高峰に位置する資生堂ビューティートップスペシャリストの一人で、社内外の講師として活躍している。
資生堂に講師を依頼した理由として、LIXILの企画担当者は「接客対応のプロフェッショナルからノウハウを学ぶことで、お客様の第一印象を良くしてショールームの魅力をさらに向上させるとともに女性のさらなる活躍の機会をつくりたい」とする。また、「コーディネーター自身が生き生きと自分らしく働いてほしい」とも。
ショールームコーディネーターは、20代から50代と幅広い年代の女性たちだが、中でも出産、育児をこれから迎える20代の女性の割合が高い。5年前の5社統合時、女性の離職率が高くなった同社だが、ダイバーシティ宣言後、変化するライフステージの中で従業員が高いパフォーマンスを発揮し続けられるよう「柔軟な働き方」の実現を目指し、仕事と家庭の両立支援のための制度を導入、拡充してきた。その結果、離職率が改善しただけでなく、顧客満足や業績も上昇しているという。
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