積水化学工業の調査研究機関である住環境研究所は、全国の55〜69歳の持家居住者の男女690人を対象に、中高齢者の介護と同居に関する調査を実施した。
それによると、介護経験者は現在介護中を含めると40%にのぼり、親の介護中・介護予定があると回答した人の割合を、年齢別に見ると、55〜59歳が35%、60〜64歳が24%、65〜69歳が10%で、55〜64歳が親の介護を担う中心世代だった。
また、介護にあたっての同居スタイルついては、「親を呼び寄せ同居」が最多で32%、次いで「親のところに自分たちが行って介護」が24%、「新しく別の場所を探す」が5%で、61%が同居を検討。「施設に入所」を検討しているのは23%で、同居しての介護が主流となっていることを示す結果となった。
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