電力小売りを手がける東京電力エナジーパートナー(東京都港区)は5月9日、LPガス大手の日本瓦斯(東京都渋谷区)が使用する都市ガス(13A)全量約24万トン/年を卸供給する基本契約を締結した。2017年4月より日本瓦斯への供給元は東京ガスから東京電力エナジーパートナーに変わる。
両社は既に昨年10月、電力・ガスのセット販売で提携。今年3月末より日本瓦斯は東京電力世帯に対し、同社へのガス利用切り替えを推し進めている。東京電力との戦略的アライアンスは今のところ成果が出ており、日本瓦斯は2017年度のガス全面自由化を見据え、従来の供給料金よりも1割安く供給できる体制を整え、初年度新たに11万世帯の都市ガス供給増をめざす。
東京電力エナジーパートナーはグループ会社の火力発電用に年間2300万トンの液化天然ガスを輸入しており、国内最大規模。
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