永大産業(大阪市住之江区)が5月9日に発表した2016年3月期連結業績は、売上高が前期比3.2%減の617億9900万円、純利益が同49.7%減の12億9000万円だった。減収減益となった要因について、同社は「第2四半期までの持家や分譲戸建ての回復の遅れや企業間の販売競争の激化などの影響」を指摘した。
2017年3月期連結業績予想は、売上高が前期比5.2%増の650億円、純利益が同55%増の20億円。「住宅ローンの金利低下や政府の各種住宅取得支援策、省エネ住宅に関する支援策等が打ち出され、新設住宅着工戸数は堅調に推移する」との見方から、既存市場のシェア拡大、シニアマーケット向け「セーフケアプラス」製品群の拡充、リフォーム市場に対応する製品の投入のほか、非住宅市場や海外市場などの新たな市場の開拓に注力する考え。
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