LIXILグループ(東京都千代田区)は5月9日、2016年3月期の決算を発表した。日本会計基準による連結売上高は前期比10%増の1兆8451億円と増収となったが、最終損益は187億円の赤字だった。営業利益は9%増の563億円だった。営業利益率は3.0%でほぼ横ばい。
今期から本格的に経営のかじをとる瀬戸欣哉氏は「儲かる会社にする」と意気込みを語った。日本国内のリフォーム市場について、工事需要があっても施工の手が足りずに市場が伸びていないとし、簡単に施工できる商品を積極的に投入していくことで需要を取り込んでいく考えを示した。
2017年3月期の予想は、国際財務報告基準(IFRS)で売上高が1%減の1兆8800億円、事業利益は4%増の730億円とした。
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