積水化学工業のグループ会社である茨城セキスイハイム(茨城県水戸市)は、太陽光発電システム(PV)と独自のHEMS(コンサルティング型ホームエネルギーマネジメントシステム)である「スマートハイム・ナビ」、定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e-Pocket(イーポケット)」の3点セットを標準搭載する分譲住宅『スマートハイムシティ研究学園』(茨城県つくば市研究学園3-20-30ほか)を「ネット・ゼロ・エネルギー街区」として6月1日から販売開始する。
『スマートハイムシティ研究学園』は、環境モデル都市としてつくば市が取り組む、つくば環境スタイル“SMILe”「コミュニティ型低炭素モデル街区」形成の一翼を担うもの。建物は、鉄骨系住宅「スマートパワーステーション」(蓄電池12kWh搭載)と木質系住宅「グランツーユーf」(同5kWh搭載)で構成され、前者は大容量PVに大容量蓄電池を、後者は一般的な容量のPVと蓄電池を搭載し、街区全体の建物をZEH(ゼロ・エネルギー住宅)仕様とする。環境に優しく、光熱費が少ない経済的な暮らしを実現し、非常時の停電でも電力を一定時間確保できることなどがメリットとなる。
また、同街区では「まちづくりガイドライン」や街区・住戸の緑化を住民主体で行う「コミュニティ・グリーン」の推進により、長期間にわたり住環境を整え、資産価値を維持するといった仕組みも取り入れる。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。