旭化成建材(東京都千代田区)が販売する高性能フェノールフォーム断熱材「ネオマフォーム」は、平均気温20度の環境下で熱伝導率0.020W/(m・K)の断熱性を備えるなど、ZEH(ゼロ・エネルギー住宅)などへの対応に最適な製品となっている。
同製品の基本性能は、(1)薄くても高いレベルの断熱性を発揮、(2)火に当たっても炭化し、燃焼時の発生ガスが少ない、(3)長期にわたって高い断熱性を維持、(4)ノンフロン発泡でリサイクル可能、の4つ。フォーム素材である「フェノール樹脂」は、熱硬化性樹脂の一つで、世界で初めて人工的に合成されたプラスチック。熱に強く、熱で硬化する特徴がある。面材にはポリエステル不織布を使用している。
同製品はシックハウスの原因の一つであるホルムアルデヒド放散等級がF☆☆☆☆。建築基準法上、内装仕上げの規制対象外品として面積制限なしで使用できるものとなっている。さらに、4つの化学物質「4VOC(揮発性有機化合物)」についても、放散速度が基準値を大きく下回る結果となり、その安全性が確認されたという。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。