国土交通省は4月15日、借主の意向を反映した改修を行うことができる賃貸借契約向けに、「DIY型賃貸借に関する契約書式例」と、DIY型賃貸借の活用にあたってのガイドブック「DIY型賃貸借のすすめ」を公表した。個人所有の住宅を賃貸住宅として流通させやすくし、空き家の増加を抑えるのが狙い。
契約書式例は、借主負担により小規模な改修を行う場合を想定したもので、通常の賃貸借契約書とセットで使用する。借主が希望する改修内容等を貸主に申請し、貸主が承諾の上、合意書を取り交わす方式。改修内容や明け渡し時の原状回復について貸主と借主があらかじめ明確に決めておく。
ガイドブックは、DIY型賃貸借の実例紹介のほか、貸主と借主それぞれの実施手順や取り決め事項の説明などが盛り込まれている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。