長野市の住宅関係の事業主やファイナンシャルプランナーなど個人事業主が集まり、同市での新たなサービスや価値の提供に向けて協働する新事務所を設立するための、クラウドファンディングREADYFORによる資金調達が4月11日から始まった。同市で個人財務のアドバイスを行う長野生活情報センター(長野市東鶴賀町)の提案により動き出したもの。資金調達の目標額は、利用者の窓口となる新事務所の改装に必要な80万円。
新事務所では、ファイナンシャルプランナーや建築士、内外装工事を行う職人が集まり、住宅の新築やリフォームする際に総合的なサービスを提供する。それぞれの役割のスタッフが直接集うため、余計な中間マージンが発生せず、利用者に対して低コストで高いクオリティのサービスを届けられる。
支援に対するリターンとしては、地元長野を盛り上げる為のプログラムを提供する。支援額1万円で「無農薬野菜の収穫体験&季節の野菜プレゼント」や「あなたも一緒にものづくりDIY体験」、5万円で「志賀高原のハイキングや、温泉宿の宿泊を提供(一口で 2名様までの宿泊プランを提供)」など。また、支援を行った人は、希望によりファイナンシャルプランナーや建築業者など、同プロジェクトのメンバーへの相談ができる。
今回のメンバーは住宅関係が中心だが、今後はさらに業種を増やし、新しいアイデアが生まれる場所としてネットワークを作り上げる。また、地元の活性化だけでなく、空き家のリフォームにより長野をアピールして他県からの移住者を増やしていく取り組みも進める。
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