ポラスグループ(埼玉県越谷市)が設計から施工まで社内一貫体制で取り組んだ、一般流通集成材を使った木造軸組工法による大規模木造建築物がこのほど完成した。同グループが運営する「ポラス建築技術訓練校」の新校舎で、実習棟が地上1階建て、事務所棟が地上3階建て、1時間耐火の準耐火建築物となっている。
構造材には、一般流通集成材を組み合わせた「合わせ柱」や「合わせ梁」を使用。金物も住宅で使うものを数を増やすことで強度を確保するなど、特殊な部材を使わずに建てた。
普段、一般住宅を建てている大工職人が施工を担当。「初めての取り組みで何も分からないところから、自分たちで考えながらやった」という。
同プロジェクトは、国土交通省の2015年度のサステナブル建築物等先導事業にも採択されている。
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