国立研究開発法人建築研究所は4月7日、3月末までに茨城県つくば市に完成した「CLTパネルの特性を活かした実験棟」および「枠組壁工法(2X4)による6階建て実大実験棟」の2棟について関係者およびマスコミ向けの完成見学会を開催した。一般社団法人日本CLT協会(東京都中央区)と一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会(東京都港区)との共同研究によるもの。
CLT実験棟はCLTパネル工法2階建て延べ166m2。今年はその施工性、居住性、耐久性などについて基礎的なデータを得る。特徴は高さ6mの壁パネルなどをCLT構造材で「現し」に仕上げたデザイン。また、保有水平耐力計算を行いオーバーハングなど構造上のチャレンジをしている点など。問い合わせや見学希望は日本CLT協会まで。
一方、2X4の実大実験棟は6階建て延べ206m2。ここでは中層建築としての耐震・耐火構造やその施工性、耐久性、居住性能などの実験・検証がおこなわれる。このプロジェクトでは6階建て共同住宅などの実用化を推進するのがねらい。問い合わせや見学希望は日本ツーバイフォー建築協会まで。
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