国土交通省が3月31日発表した2月の新設住宅着工戸数は前年同月比7.8%増の7万2831戸だった。季節変動調整後の年率換算値は97.4万戸で前月から11.6%増えた。年率換算値の前月比プラスは、2カ月連続。
住宅種別でみると、持家の実数値は前年同月比0.8%増の2万984戸だった。年率換算値は前月比5.6%増の29.4万戸。29万戸台は2015年7月以来7カ月ぶり。
分譲住宅は実数値では前年同月比9.6%の2万2404戸で3カ月ぶりに前年同月を上回った。年率換算値は前月比15.0%増の25.7万戸だった。分譲住宅のうち、一戸建て住宅は10.1%増の1万602戸だった。
貸家も実数値で前年同月比12.5%増の2万8871戸、年率換算値でも40.7万戸で前月比15.0%増と好調。
地域別でみると、首都圏が総戸数で前年同月比1.1%減となったものの、中部圏、近畿圏、その他地域は前年同月比で2ケタ増。特に近畿圏は総戸数で前年同月比23.1%と大幅に増えていた。貸家と分譲住宅が前年同月比で大きく増えている。
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