パナホーム(大阪府豊中市)は、戸建て住宅に採用しているオリジナル換気システムのPM2.5の除去性能について、慶應義塾大学の井上浩義教授と共同研究を実施したと発表した。
「エコナビ搭載換気システムHEPA+(プラス)」を採用した神奈川県内と福岡県内のパナホーム戸建て住宅各3邸で、約30日間PM2.5の室内濃度を測定。その結果、屋外濃度を100%とした場合、1階リビングでは約16%、2階居室では約5%まで濃度が低減することがわかった。
HEPAフィルターを搭載した住宅用換気システムにおいて、PM2.5除去に関する性能を実証した産学共同研究は、日本では今回が初めてという。
微小粒子であるPM2.5は、肺がんの発症リスクを高め、慢性気管支炎や肺気腫などの悪化を早めると報告されている。
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