ポラスグループの中央住宅(埼玉県越谷市)は、越谷市で江戸末期に建てられた土蔵を残し、風景として生かした分譲住宅の販売を開始した。4区画の開発で、販売価格は5480万~6780万円。
開発地には3つの蔵があった。そのうち状態の良い蔵を曳家で移動し保存。残りの2つの蔵からは構造部材などを取り出して、新築した4邸の内装材として再利用した。
再生した蔵は越谷市に寄贈。行政による管理とともに、住民による保全活動で地域文化の醸成につなげていく。
景観保全についてルールが定められており、建て替え、転売時にも景観が保存されるようにしている。ウェブからの問い合わせが8割で、通常よりも広いエリアから問い合わせが多いという。
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