環境省は3月24日、家庭からのCO2排出実態調査の結果速報を公表した。それによると、電気・ガス・灯油の使用に伴うCO2排出量は世帯あたり年間約3.5トンで、うち、照明・家電製品等が約5割、給湯と暖房がそれぞれ約2割を占めていた。
戸建て住宅の世帯のCO2排出量は、集合住宅の世帯の約2倍で、特に暖房による排出量は約3倍と大きな差がみられたという。
「テレビの明るさを抑えている」「冬以外は暖房便座機能を使用しない」など18項目の省エネ行動の実施率が「80%より大きく100%以下」の世帯のCO2排出量は、全体の平均より約10~15%少なかった。
調査は全国10地方の約1万6000世帯を対象に、2014年10月~2015年9月まで1年かけて実施した。今回の結果をもとに、今後、規模を拡大して実施する計画。
結果の詳細(速報)は環境省のホームページに掲載。
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