女性消費者向けマーケティング活動支援を手掛けるハー・ストーリィ(東京都港区)は、成城大学経済学部神田ゼミの女子学生5名と共同研究で「男女購買行動特性」をテーマとした調査を実施した。
同社は「男女にはそれぞれ普遍的な基本行動がある」と仮定し、男女の購買行動が「どの点において違い、どの点において同じなのか」を調査した。インターネット調査法により、日本在住の男女20代~60代、合計1000名を対象として、昨年11月6日~30日にアンケートを実施した。
その結果、男女の購買行動として「差があるもの」と「差がないもの」の2パターンを確認したという。差があるものは、「買物行動」と「趣味」。差がないものは、「全体を俯瞰すると意識レベルでは差がない」という。「要するに、買い物の意識は全体を通してみると差はないが、買い物のプロセスで分割すると差がみられることがわかった」
買い物のプロセスの情報探索活動では、男性が「ネット、屋外広告、交通広告」、女性が「友人、チラシ、 フリーペーパー」を情報収集の手段とすることが分かり、性別による明確な差が認められた。一方、「テレビ、新聞、雑誌、SNS」による情報収集については、男女の差がないことが分かった。
これらの結果から、同社は、男女の「購買行動に差があるものに対しては特に注意を払ってマーケティング施策を取っていかなければならない」「逆に、うまく利用することができればターゲットに応じて有効なマーケティング施策を策定することができる」と結論付けている。
なお、同社は4月1日、男女購買行動特性を利用した販促活動のマニュアル本「男女購買行動特性攻略ブック・販促編」を、同社ウェブショッピングサイト内で発売予定。現在、早期予約キャンペーン実施中で、販売予定価格8640円のところを早期予約特別価格5400円で提供している。詳細はこちら。
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