早稲田大学とハウジング・ソリューションズ(東京都中央区)は、共同で木造住宅用の普及版「制震+耐震システム」を開発した。 システムは新開発の小型のオイルダンパー「コラボパワー」を接合部付近に取り付け地震の揺れを吸収するしくみ。「コラボパワー」は押す力に高い強度を持ちつつも引っ張る力にはほとんど抵抗しないので、地震の揺れによる引っ張りでダンパーが取り付けてある柱などが破損することがない。 家の各所にダンパーを取り付けることで、家全体で地震のエネルギーを吸収する。1戸100m2と想定した場合、40〜70本のダンパー設置が目安で、設計価格は1戸あたり30〜50万円。新築・リフォーム両方に適応する。 8月の本格販売を前に、販売代理店の募集も行っている。
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