福井コンピュータアーキテクト(福井県坂井市)は、住宅業界に大きな影響をもたらすことが予想される2017年4月の消費増税、2020年の省エネ義務化を見据えて、さらに進化した3次元建築CADシステム「ARCHITREND ZERO(アーキトレンド ゼロ)Ver.2」を1月20日に発売する。申請機能の強化と作図のスピードアップを実現した同システムによって、社内の業務改革を後押しする。
新バージョンでは、さまざまな顧客獲得支援機能の強化と生産性・操作性の向上を図っている。パーススタジオ“P-style”のレタッチ機能を大幅に強化し、設計者の意図やデザインコンセプトを際立たせる印象的なパース表現を実現。また、斜め袖壁や掘りごたつなどの各種シンボルを追加し、デザイン性が高い住宅、さまざまなライフスタイルの提案を可能にした。
生産性・操作性では、図面作成後の記載漏れを防ぎ、申請業務の手戻りを最小限に抑えるための「確認申請チェック機能」を備えたほか、部屋入力と同時に柱壁・仕上げデータを配置し、スピーディーなプラン作成を可能にした。
福井コンピュータグループは2016年の春をめどに、新築だけでなくリフォーム提案にも有効な「3Dカタログサイト」の公開を予定。ウェブ上で完成イメージを確認しながら、住宅設備や建材の組み合わせが検討可能なものとなる。さらに同年夏には、これらのシミュレーション結果をダイレクトに連携できる新バージョンの「アーキトレンド ゼロ」も発売予定。
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