MUTOHホールディングス傘下で3Dプリンタの開発・販売などを手掛ける武藤工業(東京都世田谷区)は、清水建設(東京都中央区)が2013年に設計・施工し、同社が3Dプリンタによる出力に協力した「中央区立京橋こども園」のフルカラー立体建築模型を3月15日〜9月28日までの期間、同社の本社ショールームで展示公開する。
展示公開する立体建築模型は、昨年開催された「東京デザインウィー2015」の「インタラクティブ建築模型展」に清水建設が出展する際、建物一棟全てを3Dプリンタにより1/40スケールで製作した作品。横幅940mm×奥行670mm×高さ600mm、総重量約100kgの大型立体建築模型で、35以上のパーツで構成されており、各パーツも石膏3Dプリンタで表現できる限界に近い精密かつ詳細なモデルとなっている。フルカラー3Dプリンタで製作した建築物単体作品としては、 世界最大級の大きさを誇るという。
清水建設が設計・施工した「中央区立京橋こども園」は、敷地面積941m2、延床面積2651m2、地下1階、地上5階の児童保育施設。「都会のオアシス」を基本コンセプトに、デザインと機能面を両立した建築物として「第8回キッズデザイン賞 優秀賞」等を受賞するなど、高い評価を受けている。
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