全国古民家再生協会(東京都港区、園田正文理事長)はセコム(東京都渋谷区)およびセコム保険サービス(東京都新宿区)と提携を発表し、古民家に火災保険と地震保険を適用する新サービスを3月1日より開始した。あわせて、ホームセキュリティを活用して24時間古民家を見守る「古民家見守り隊」サービスも適用する。
同協会は全国43の住宅事業者によるネットワークで、古民家は日本の住文化を象徴する財産との理念から活動に取り組んでいる。当サービスも、古民家を安心・安全に活用することで後世に残していくとの考えから実施するもの。
保険については専門家による古民家鑑定を行い、新たな評価額を算出して実施する。地震・火災保険はともに空き家の場合も可能で、よほど損傷が酷いケース以外は問題ないという。協会の担当者は「全国に幅広いセキュリティネットワークを持つセコムとの提携だからこそ可能になったサービス。古民家への不安を少しでも軽減しながら古民家の活用を促進したい」としている。
価格は1件ごとに変わるが、参考価格は年間およそ11万円(5年、10年の割引プランも)。問い合わせは全国古民家再生協会(電話03-6890-0641)まで。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。