積水化学工業(大阪市)住宅カンパニーは3月9日、同社が供給したHEMS・太陽光発電システム搭載のオール電化住宅でのゼロエネルギー達成度などの調査結果を発表した。2014年1月~12月中に入居した世帯が対象。2015年1年間の実測データを集計した結果、ZEH相当(家電を含まないゼロエネ)以上の割合は59%だった。前の年の47%から12ポイント上昇した。家電込みのゼロエネ達成度は32%で前の年の17%から約2倍に上昇した。
一次エネルギー消費量を75%以上削減する「Nearly ZEH」相当の住宅は20%だった。
同社は2016年~17年の2年をかけて全国でのZEH標準化を目指す。同社によると、1~3地域では対応が遅れているが、2016年中には北海道エリアでもZEH対応商品の投入を計画している。
対象は全国で3078邸。
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