一般財団法人日本地域開発センター(東京都港区)はこのほど、省エネルギー性の優れた住宅を表彰する「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2015」の受賞者を発表した。大賞には、アイ・ホーム(宮崎県宮崎市)の「森の住まい A-zero」と、一条工務店(東京都江東区)の「i-シリーズZero」が選出された。表彰式は3月31日の13時30分から、都内の東海大学校友会館(千代田区霞ヶ関3-2-5霞ヶ関ビル35階)の「阿蘇の間」で開催される。
ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーは、建物躯体とエネルギー設備機器をセットとして捉え、トータルとしての省エネルギー性能の優れた住宅を表彰し、さらなる省エネルギーによる環境負荷削減の推進と快適な住まいの実現に貢献することを目指すもの。評価は「外皮・設備の省エネルギー性能値」、「多様な省エネルギー手法の導入」、「省エネルギー住宅の普及への取り組み」の3つの視点による。
今回の表彰では、大賞2件のほか、特別優秀賞29件、優秀賞87件、精励賞1件、優秀企業賞39件、審査委員賞3件の合計161件が選出された。応募総数は約190件で、前年に比べて50件近く増加。同センターによると、ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)への取り組みの全国的な広がりを背景として、北海道、東北を中心に地方の工務店からのエントリーが大きく伸びたという。
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