YKKグループは3月1日、2016年度の経営方針説明会を開催した。建材事業のYKKAP(東京都千代田区)では、窓事業の拡大、リフォーム分野の強化、エクステリア商品力の強化を中心に、売上高4488億円、営業利益309億円を計画する。
窓事業の強化では、ZEH(ゼロエネルギー住宅)など住宅の高性能化への対応で樹脂窓の供給を増やしていく。製造供給体制の整備を進め、2016年度は販売計画で400億円を目指す。
リフォーム分野の強化では、窓・開口部の省エネ改修の提案を進める。具体的にはTOTOと大建工業とのコラボレーションショールームを2015年度7カ所から2016年度中に11カ所に拡充し、生活者との接点を増やす。また、「MADOショップ」を中心にリフォーム体制を強化するとともに、開口部の高断熱商品、簡単施工の商品・工法の開発を進めていく。
エクステリアについては、販売体制の強化を図るとともに、価格帯ごとに商品の充実を図っていく。
2015年度のYKKAP売上高は前年比103%増の4140億円の見込み。
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