大和ハウスグループのフジタ(東京都渋谷区)は、2013年にコアネットインタナショナル(東京都世田谷区)と共同開発した、建築現場の内装仕上検査を対象とした管理システム『仕上チェッカー』を「ザ・レジデンス津田沼奏の杜」の内覧会での検査に初めて適用した。
同システムは、iPadを用いて内装仕上の検査を行なうもので、手書き書類を必要としないため、時短・効率化につながる。同社は今後、適用現場を増やし、システムの更なる効率化を目指す。
『仕上チェッカー』活用によるメリットは、指摘語句の統一、手直しの精度向上、効率化が実現するほか、内覧会終了と同時に是正指示書が完成するため、改めて書類を作成し直す必要がなく、施工者がこれまで要していた指示書作成時間が90%以上削減されるという。また、自動的に指示書をはじめとした各種帳票が作成されるので、人為的ミスの削減にもつながる。
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