全国750金融機関、1万6000の住宅ローンプランを比較検索できる「WhatzMoney 住宅ローン」を手がけるWhatzMoney(東京都新宿区)は2月29日、マイナス金利導入後の住宅ローン金利状況と今後の見通しを調査して公開した。
マイナス金利導入後、変動金利で最も引き下げ幅が大きいのは楽天銀行の▲0.068%、10年固定金利で最も引き下げ幅が大きいのは静岡銀行と三菱東京UFJ銀行の▲0.250%だった。10年固定金利は、三井住友信託銀行の0.500%(3月実行金利)が最低金利だった。
今後の見通しでは、3月の金利引き下げについて、現在まで金利引き下げ発表をしていないネット銀行、都市銀行、地方銀行を中心にさらに進む可能性があると指摘。2月月中に主力の10年固定金利型の住宅ローン金利を引き下げた、もしくは3月以降の引き下げを発表した銀行の平均引き下げ率は0.158%であり、3月の10年固定金利型は各行とも0.100%〜0.150%程度の金利引き下げを行う可能性が高いとした。
ネット銀行、都市銀行、信託銀行、地方銀行による10年固定金利型の2月実行金利の平均は1.194%。金利分布は1.3%台が最も多く、次いで1.2%台が続き、最安金利は0.700%。地方銀行の10年固定金利型(2月実行金利)で最も金利が低い地域は、関西、次いで九州だった。
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