アイシン精機(愛知県刈谷市)は4月1日、家庭用燃料電池「エネファームtypeS」をフルモデルチェンジしてガス会社向けに発売する。
同社、大阪ガス(大阪府大阪市)、京セラ(京都府京都市)、トヨタ自動車(愛知県豊田市)の技術をベースに商品化。電気を発生させるセルスタックを京セラが、セルスタックを組み込んだ発電ユニットを同社が、セット用給湯暖房機・リモコンをノーリツ(兵庫県神戸市)が製造する。
SOFC(固体酸化物形燃料電池)タイプで、現行品よりも発電効率を5.5%向上して世界最高となる52%を実現した。
排熱を貯める貯湯タンクを現行品の90Lから28Lに小型化し発電ユニットに内蔵したことで、排熱利用給湯暖房ユニットを廃止。通常の給湯暖房機に接続して使用することにより、機器本体を世界最小に抑えた。
発電ユニット:780x1195x330mm。セット用熱源機:480x750x240mm。
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