三菱日立ホームエレベーター(岐阜県美濃市)は、就学前の子どもを持つ首都圏在住者を対象に「住まいのロケーション(立地環境)」に関する調査を実施し、その結果を発表した。都内在住者と埼玉県・神奈川県・千葉県の各県在住者(以降、隣県在住者)に、現在の住まいのロケーションについて質問したところ、都内在住者の87%が満足と回答したのに対し、隣県在住者は64.2%にとどまった。「次に住み替えるとしたら」という質問に「23区内」をあげたのは、都内・隣県在住者ともに9割以上にのぼり、子育て世代の強い都会(都心部)への居住志向を感じさせる結果となった。
調査は、既婚で就学前の子どもを持つ、20代から40代の「都内在住者」および「隣県在住者」各330名、計660名を対象に実施された。
「住み替え先の住居に趣味や価値観を反映させたいか」という質問には、都内・隣県在住者ともに9割以上がそうしたいと回答。「反映させた住まいであれば“狭小住宅”でも構わない」としたのは、都内在住者の約8割、隣県在住者の約7割にのぼった。
都内・隣県在住者ともに半数以上が「大きな家」を「成功の証」とは考えておらず、「広さ」よりも「自分らしいライフスタイル」を重視する傾向があった。
また、3、4階建ての狭小住宅を建てる場合には半数以上が「ホームエレベーターを設置したい」と回答した。
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