国を挙げたゼロエネルギー住宅(ZEH)普及の取り組みが進むなか、自宅をZEH仕様にしようと考えている人は増えているようだ。
新建ハウジングが実施した注文住宅予定者を対象に実施した意識調査では、全体で8割弱がZEH化を前向きに検討していた。前回調査時から5ポイント上昇した。
若い人が多い「土地なし層」のほうが前向きな人の割合が多い傾向は今回も変わらないが、前回、37%がZEH化に否定的だった「土地あり層」でも、今回は否定派が26%と、ZEH意向は10ポイント超上昇した。
ZEHによるコストアップの受容度をみると、300万円以上でも実施するという層は、前回よりも減っていたが、200万円以上300万円未満のコストアップを受け入れる層は増えていた。市場の実態も踏まえると、200円前後の費用アップでのZEH提案には市場性がありそうだ。
調査概要
対 象:2017年9月末までに注文住宅建設の具体的な計画がある全国の27歳~65歳の男女
調査時期:前回2015年10月23日~26日、今回2016年2月1日~3日
インターネットによるアンケート調査(楽天リサーチ)
※新建ハウジング2016年1月30日号の紙面から
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。