LIXIL住生活財団(東京都江東区)は2月10日、同財団の管理する環境技術研究施設「メム メドウズ(Memu Meadows)」(北海道広尾郡大樹町)で、オスロ建築デザイン大学(ノルウェー)設計による次世代サステナブル住宅「INVERTED HOUSE」が竣工したと発表した。
「INVERTED HOUSE」は、同財団が主催した「第5回LIXIL国際大学建築コンペ」において最優秀賞を獲得した作品。高さの異なる床、傾きの異なる屋根を持ち、それらによって環境が調整されることで、寒さと季節の移ろいを感じることができる家となっている。
主要な構造である互いに交差する2つの壁が、性質の異なる4つの空間をつくり出す。料理、食事、入浴、就寝等すべての生活は屋外で行われ、屋内の居室は予期せぬ悪天候から避難するために作られている。
「INVERTED HOUSE」の竣工により、「メム メドウズ」で大学生が設計した住宅は5棟となる。これらの住宅では、今後“次世代サステナブル住宅”としての効果検証が続けられる。
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