タカラスタンダード(大阪市城東区)は2月9日、同社が2002年2月〜2005年10月に製造した洗面化粧台用樹脂製ミラーキャビネットの一部機種を対象としたリコールを発表した。当該製品を含む対象製品について、同日から無償で点検・修理を実施する。
経済産業省によると、リコール対象製品台数は10万1471台(そのうち1万1342 台は補強処置済)。事故事象としては、壁に設置して使用中だった当該製品が外れ、倒れてきたことで使用者(80歳代)が転倒し、腰部を負傷する事故が発生したとの報告を受け、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づく「重大製品事故」として、昨年12月11日に公表した。現在調査が進められている。
同社は事故の原因について「設置環境による振動等の疲労破壊に加えて、経年劣化や酸化・薬剤劣化の影響を受けた可能性があり、複数の要因が重なったものと判断している」という。
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