国土交通省は2月8日、木造・木質化による先導的な技術を導入した住宅・建築物のリーディングプロジェクトに対して支援する、2015年度の「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」の第2回公募について、フレーバーライフ社(東京都国分寺市)の「フレーバーライフ社本社ビル新築工事」(東京都国分寺市)とアイルインホテル&リゾート(神奈川県横浜市)の「(仮称)小倉京の湯 新築工事」(福岡県北九州市)の採択を発表した。
フレーバーライフ社の提案は、駅前の防火地域に新築される7階建ての木質ハイブリッド構造の事務所ビル。1〜3階が鉄骨造、4〜7階が木質ハイブリッド耐火部材(1時間耐火)によるもので、低層階には木質外装材、木質外装ルーバー材を使用する。また、搬送方法や施工の合理化のため、梁中間に継手がなく接合数が少ないノンブラケット工法を採用する。
アイルインホテル&リゾートの提案は、防火地域における宿泊施設(カプセルホテル)で1、2階を鉄骨造、3〜6階を枠組壁工法(1時間耐火)とする中層混構造建築物のプロジェクト。調達が容易な汎用流通材を利用した合成梁を用いることで大スパンを実現する。大スパンを構成する架構部材には、国産スギ材のディメンションランバー、国産針葉樹合板を多用する。
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