NPO法人の環境共棲住宅「地球の会」(大阪市北区)は、地域工務店・建材事業者が取り組む、低炭素社会の実現と地域の活性化を目的とした「カーボン・オフセット運動」の専用ウェブページを公開した。
「地球の会」は、カーボン・オフセットの実施と取り組みPRを組み合わせた“緑のバトン「カーボン・オフセット運動」”を推進しており、ウェブページでは、運動に参加した各社の独自の取り組み(挑戦)について紹介している。
カーボン・オフセットは、事業者が地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の削減に努める一方、削減できないCO2分のクレジット(CO2などの温室効果ガスの削減・吸収量)を購入することで、CO2排出量を削減した(埋め合わせた)とみなすという考え方。
森林などの吸収源を持つ団体等は、CO2の吸収量を販売することで、維持・確保のための活動資金を得ることができる。
住宅関係者(供給者)は、林業(生産者)と地域(消費者)に密接に関係しているため、カーボン・オフセットに取り組みやすく、また社会へ与えるインパクトも大きくなる。
同会は家庭・教育現場・自治体・事業者をつなぐハブになり、各地域の取り組みを社会全体に発信していくことは、住宅関係者の使命・責任(CSR)ともいえるとして、カーボン・オフセットの取り組みを広げる運動を進めている。
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