Airbnbなどの民泊マッチングサイト登録物件の完全運営代行サービス「ファミネクト」を手掛けるファミリアリンク(東京都渋谷区)は1月29日、日本ベンチャーキャピタル(東京都千代田区)から第三者割当増資および新株予約権付き融資によって4500万円の資金調達を行った。今後、日本国内に物件を持つ個人・法人に向けてバケーションレンタルの代行を拡充する。
同社が手掛ける「ファミネクト」は、ホテル・旅館の集客代行や、不動産会社・個人オーナーが管理・所有する空き部屋などを民泊(宿泊施設)として活用する際に、スムーズな運営を行うための代行サービス。専用の業務管理システムを利用して「民泊」のプロモーションから管理までを総合的にサポートするほか、Airbnb専用の解析システムによって市場の解析も行う。
2016年1月末時点の「ファミネクト」による管理件数は260件。年内までに850 件を目標とし、国内のバケーションレンタル市場の拡大を図る。サービス面では、インテリアのトータルコーディネート、宿泊価格自動調整、緊急対応など管理・運営を拡大し、複数の民泊マッチングサイトへの対応や、OTA(Online Travel Agent)への一括管理システム構築も進めていく。
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