リフォーム需要の拡大が見込まれるなかで、リフォームの実務者を対象とした新しい資格「ライフスタイルリフォームアドバイザイー(=LSリフォームアドバイザー)」が誕生する。
この資格は、ライフスタイルプランナー資格を認定する一般社団法人輸入住宅産業協議会(東京都・岡田正人会長)が2016年度から創設するもので、新築後の住宅ユーザーの満足度をアップするためリフォームのアドバイススキルを持つ資格者を育てるのがねらい。
町田ひろこ同協会副会長は「新築時十分な予算がなく希望が通らなかったり、建売住宅の購入で住み手のオリジナリティを発揮できずに住み続ける家が少なくない。リフォーム工事が発生するケースでは、耐震や断熱などといった性能面以前にこうしたニーズがある」と背景を説明する。
新資格者の職能は、工務店や不動産会社で働くインテリアコーディネーターやモデル住宅接客対応者など主に女性の活躍の場で生かされることを想定。リアルな知識だけでなくヒアリング力などのコミュニケーション能力の向上を図るのが特徴だ。
町田氏は「特に女性がフリーランスでも対応できる資格として、DIYから大型リフォームまで幅広い場面でエンドユーザーに寄り添ってサポートし開拓提案できる人材を育てたい」としている。
受験は、申請によりいつでもできる「カリキュラム受験システム」を採用。受験対策講座の講師を地方に派遣することも想定している。
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