エヌ・シー・エヌ(東京都港区)は2月1日、同社が供給するSE構法を採用する工務店グループ「重量木骨プレミアムパートナー」の12回目の総会を東京で開催した。田鎖郁男エヌ・シー・エヌ社長は今年の基本方針として、完成保証制度のほかに長期優良住宅認定取得、温熱計算を全棟で進めていく考えを示し、「事実を積み重ねて信頼を勝ち取り、本物のプレミアムを目指す」と強調した。
同社では新築マーケットの縮小、ゼロエネルギー住宅(ZEH)標準化、空き家問題などの要因で、消費税が10%に上がる2017年以降、経営環境はさらに厳しくなると分析。対応策として付加価値の高い住宅を供給するグループとしてのブランド構築を加速させる。
具体的にはブランドの浸透に向けロゴを刷新し、集客の核となる「重量木骨の家」のウェブサイトも強化する。増税による駆け込み需要の取り込みに向け5月に全国一斉の見学会を行い、関連して雑誌での告知を大々的に実施する。あわせて、じっくりと検討する層に向けてはテレビやキュレーションサイト「LIMIA」と連携して、コンテンツによるプロモーションを強化していく。
同グループの会員数は1月現在で65社。2015年の受注棟数は426棟。
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